2016年5月27日 更新

アナタはわかる?CPC CPA CPMに続くWEB広告の新指標、CPEとは?

前回、「Twitter広告の3つの特徴」について記事を掲載致しました。本記事では、その特徴の一つである、CPE課金といTwitter広告の料金体系についてご紹介します。CPEとは、Cost Per Engagementとの頭文字をとったもので、CPC(クリック単価)、CPA(獲得単価)などにかわる、Twitter広告独自の課金体系です。ユーザーが該当する広告ツイートに対し、エンゲージメントして始めて課金されるモデルとなります。期間保証型メニューである「プロモトレンド」を除き、Twitter広告を利用する際には必ず覚えておきたいキーワードです。それでは、課金対象となる「エンゲージメント」とは何を指すのでしょうか。

エンゲージメントの定義

エンゲージメントには、以下の5アクションが
該当します。

1クリック
2お気に入り(favorite)
3リツイート(retweet)
4リプライ(reply)
5フォロー(follow)

広告ツイートに対し、これらのアクションが
なされてはじめて課金対象となります。

すなわち、投稿をタイムライン上で閲覧された
だけでは料金は発生しない仕組みとなります。

クリックとは?

2~4は、Twitterの基本機能としてよく
見かけると思うので割愛しますが、
「1.クリック」について補足致します。

クリックとは、広告クリエイティブ(投稿)内の
URLクリックのみとは限りません。

1クリックとみなされるのは以下の
アクションです。
・本文部分をクリック→投稿の詳細表示
・投稿元のアカウントアイコンをクリック→アカウントページ表示
・画像部分をクリック→画像表示
・本文内のURLをクリック→外部サイトに遷移
もしTwitter広告の利用目的が自社サイトや
アプリへの遷移数の場合、画像や本文ではなく、
URLをクリックさせなければ無駄な課金が
発生してしまいます。

その為、単にクリック数を増やすのではなく、
「URLのクリック数(率)」を高める為の
広告クリエイティブ設定が必要になるわけです。

エンゲージメント率

広告配信量(imps)に対して、
エンゲージメントされた割合を
エンゲージメント率といいます。

バナー広告でいうCTR(Click Through Rate)
と近い指標です。

但し、前述のとおりエンゲージメントは
外部遷移だけでなく画像のクリックや
リツイートもすべて1エンゲージメントとなります。
回のエンゲージメントに対し課金されるため、
目的によっては、エンゲージメント率が高い
=良い広告投稿である、とは一概に言えません。

CPCを少しでも下げたいのであれば、
全エンゲージメント数に対し、URLの
クリック率をいかに高めるかが
運用テクニックになるわけです。
但し、エンゲージメント率が高い広告は、
それだけTwitter社にとっての収益機会
となるわけですから、優先して表示される
傾向がある、という特徴があります。

同じ入札単価で設定した広告キャンペーン
がある際、エンゲージメント率の高い
キャンペーンが優先して配信される
ということです。
なお、当社が運用した過去のTwitter
広告では、エンゲージメントが20%を
超える事例もありました。

※バナー広告のCTRが平均0.2%だとすると、
100倍の反応率です!

1人あたり1エンゲージメントまで

1つの広告キャンペーンに対し、
ユーザーがフォロー、リツイートなど
様々なアクションをしても、1回分の
エンゲージメントとしか課金されません。
また、あるユーザーがリツイート
した投稿をそのフォロワーがクリック
して閲覧、もしくはさらに拡散しても、
課金対象となるは最初の1ユーザー分
だけとなります。
その為、Twitterの最大の特徴でもある
「拡散性」を活かした広告クリエイティブが
力を発揮することがあります。
例えば、1エンゲージメント単価を
10円に設定し、広告ツイートがとある
ユーザーのリツイートにより1000人の
フォロワーに拡がったとします。
そのうち5人がさらにリツイートをし、
さらにその先のフォロワーが・・・。

最終的に5000のリツイートがあり、
10000回のURLクリックがあったとしても、
課金されるのは10円のみです。
CPC換算では0.001円となります。

1ユーザーが投稿したツイートが、
数千~数万のリツイートを生むことは
日常的に発生しております。
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編集部 編集部